なぜ書くのか。それは、人に言葉があり、私に心があるから。
2006
先週は生物のフィールドトリップで、ナイティンゲール・サイトというリノ市から100Km以上離れた荒野に3回ほど行って来た。10m間隔で120個のトラップを仕掛け、そこにどんな小動物が捕まっているかを調査するというもの。罠を仕掛けるのは午後なのだが、動物を調べに行くのは早朝6時の出発であった。(昼だとトラップの中で動物が暑くて死んでしまうから。)オプショナルだった朝の調査に、好きこのんで2回も行ったけどね。
捕まえるのは砂漠に住むリス・ネズミ類で、カンガルーラットやポケットマウスなど、どれもネバダのような砂漠の荒野にしかいない種だ。彼らをトラップの箱からつまみ出し、足の指の数、歯の形、性別、重さなどを調べて、耳に識別票を付けてから放す。トラップの中のエサというごちそうと、手やら口やら股間やらをひんむかれてじろじろ見られるのは、どっちが割に合うのかわからない。
毎回、教授やTAの運転するバンに皆で乗って行く。ある時、私は女性のTAが運転するバンの助手席に乗っていたのだが、彼女が「オウ!」と叫ぶなり突如車を横の土手に乗り上げた。そして車から飛び降りるなり、脇の荒野へとまっしぐらに駆け出す。何がなんだかワケがわからないながら、私たちもつられて車から飛び出して走り出す。まるで事件現場に到着した警察官のよーな慌しさだ。ちくちく刺さる低木の枝も構わず走ってTAに追いつくと、彼女は「あーあ、逃しちゃったわ」とため息をついている。どうやら、珍しいヘビがいたらしい。生物のTAって本当に生き物が好きなのネ…と息を切らしながら思った。
PR
Post your Comment
カレンダー
03 | 2024/04 | 05 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | |
7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 |
14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 |
21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 |
28 | 29 | 30 |
フリーエリア
最新CM
(01/02)
(01/01)
(12/31)
(12/31)
(12/31)
(12/30)
(12/29)
(12/29)
(12/28)
(12/28)
最新TB
プロフィール
HN:
Ning Ning
年齢:
39
性別:
女性
誕生日:
1984/10/25
職業:
大学本科生
趣味:
読書、創作、映画、写真、旅行、ギャンブル
ブログ内検索
カウンター
カウンター
カウンター